イケメン俳優の水嶋ヒロが、褒めゴロシの司会者に思わず……!?
2日ユナイテッド・シネマ豊洲にて映画『インクレディブル・ハルク』日本語吹き替え版の舞台あいさつが開催され、主人公ハルクの声優を務めた水嶋ヒロが登壇した。発売後即チケットが完売したという同舞台あいさつには、山形や島根から駆けつけたというファンの姿も。当日は、司会を務めたベテラン映画パーソナリティーの襟川クロとの本音トークで観客を楽しませた。
今回声優初挑戦となる水嶋だが、勘の良さもあり、吹き替えの収録は予定していた半分の時間で終わったという。「声の演技OK、役者としても素晴らしい実力、しかもこのビジュアル。その上語学も堪能でしょ」とそんな水嶋の長所を挙げまくる襟川に「何かおれを褒める会みたいで、すごい恥ずかしいですね(笑)。弱点たくさんありますよ」と水嶋は恐縮しきり。襟川にすかさず「例えば?」と突っ込まれ、「僕全然泳げないんですよ。ってどうでもいいですよね(笑)」と思わず弱点をカミングアウト。
以前から大好きだったという主演俳優エドワード・ノートンについては、「役者さんに影があると、その影の理由を知りたくなっちゃうんですよ。エドワード・ノートンさんは、お芝居してても影が見える気がして、そこに魅力を感じますね」と語った。
時おり、照れた表情を見せながらも真摯(しんし)に自身の思いを話す。そんな水嶋と相対した襟川は「こうしてお話ししていると、とてもクール。(明るく元気な声で)“ヨロシク~!!”みたいなことはないんですか?」と質問。それを受けた水嶋は、「いやもう全然やりますよ。ヨロシク~!!」と勢いよく叫んだものの「何か僕、自分でもわかんないんですよ。何で今ヨロシクって言ったのか……」と直後にやっぱり照れ笑い。飾らない素顔をのぞかせた。
終盤には、「ビジュアルが美しい俳優さんは、世界を含めたくさんいますが、わたしが今までに会った方々の中でも、水嶋さんはスタンスが独特です。……まず、目がすっごいきれいです」と語る襟川に、「目がきれいって、それ、スタンスじゃないですよね?(笑)」と突っ込み返す場面も。襟川は、「すべてを含めたスタンスが独特なんです。決して浮かれポンチじゃない」とちょっぴり変わった表現で、水嶋の存在感を褒めたたえた。取材陣のためのフォト・セッションでも、「一緒に、一緒に」とソフトに誘う水嶋に、「わたしがやってもしょうがない! 『誰だ、あのオバサンは』って言われちゃう」と襟川が切り返すなど、二人の一風変わった掛け合いで、紋切り型ではない楽しい舞台あいさつとなった。
『インクレディブル・ハルク』は、ギリシャ神話やシェイクスピアの悲劇を連想させるオリジナル・コミックの持つ深遠さを追求したアクション・ラブストーリー。懐かしのテレビドラマ版「超人ハルク」でハルクを演じたルー・フェリグノもカメオ出演している。
映画『インクレディブル・ハルク』は全国公開中