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【今週のクローズアップ】夏休み映画はアメコミ実写版で!

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上から、ハルク、アイアンマン、バットマン
上から、ハルク、アイアンマン、バットマン

2008年の夏休み映画はアメリカンコミック原作のシリーズ最新作から初映画化作品まで続々と公開。シリーズモノを観たことがない人でも、主人公のバックボーンをほんの少し知るだけで、ストーリーが理解しやすいですよね。そんなアメコミ映画初心者の皆さまに、この夏のアメコミ映画をご紹介! 暑い夏は、涼しい映画館で過ごすのもいいですよね。

映画『インクレディブル・ハルク』写真ギャラリー

■緑の巨人『インクレディブル・ハルク

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 8月1日(金)に公開の緑の巨人が主役といえば……映画『インクレディブル・ハルク』! 原作はマーベル・コミックの「超人ハルク」。2003年にアン・リー監督が映画『ハルク』として映画化した第2弾ですが、前作の続編ではありません。監督はフランス人監督のルイ・レテリエ、ハルクを演じるのはエリック・バナからエドワード・ノートンにチェンジ。ハルクは、スタン・リージャック・カービーによって生み出されたキャラクター。1962年に初めてコミックに登場しました。

 さて、本作の主人公の設定はというと、ハルクことブルース・バナーは天才物理学者。なぜハルクに変身してしまうのでしょう? それはとある実験で大量のガンマ線を浴びてしまったからです。彼は怒りがMAXになるとハルクと化し、怒りに任せてあらゆる物をぶち壊す大迷惑野郎です。雷鳴に驚き「ウォオオオオ」という怒号とともに、空に向かって岩を投げつける奇行っぷり。でも、恋人をとても愛していて、彼女に「よしよし」となだめられると、ちょっと落ち着くというハルクの進化が垣間見られます。

 そんなハルクを演じたエドワードはイェール大学を卒業後、祖父の会社がある大阪で4か月ほど働いていたので、大阪弁を話せるんですよ。日本語吹き替え版も自分でやっちゃうのもアリだったのでは!?

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■コウモリ印『ダークナイト

 8月9日(土)公開の映画『ダークナイト』。原作はDCコミックの1939年刊行「バットマン」。2005年の映画『バットマン ビギンズ』の続編となる映画化8作目(日本未公開2作含)。今は亡きヒース・レジャーが最強の敵役ジョーカーとして出演しており、とにかく怖くてハンパない! そんなジョーカーにも紳士的に戦いを挑むのがバットマンなのです。

 バットマンことブルース・ウェインは大企業のおエライさんで、セレブ女子にモテモテ。元カノも、彼がバットマンであることは知っています。なぜそんなブルースがコウモリ風スーツに身を包み戦うのでしょう?

 コウモリ風スーツなのは、少年時代にコウモリがすむ洞窟(どうくつ)に落ち、ものすごく怖い思いをした“恐怖心”の象徴であり、戦う理由は、強盗に両親が銃殺されてしまった“犯罪”に対する怒りなのです。だから、バットマンは小さな犯罪も絶対許しません。しかし、人は殺さない、銃は使わないなど自分の中でルールを持っています。すべて彼の過去がそうさせるのです。そのルールを破らずして悪人をどう成敗していくのか……今回、それがバットマンの悩みどころ。“ダークナイト”の異名を持つ彼の真価が問われているのです!

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■史上最強のCEO『アイアンマン

 9月27日(土)公開の映画『アイアンマン』。原作はマーベル・コミックの1963年刊行「アイアンマン」。マーベルの中でも人気のキャラクターで、今回初の映画化。もちろん、待ちに待ったキャラクターということで、アメリカでは大大大ヒット中。トニー・スターク/アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jrは「たるんだ筋肉では出演できない」とハードなトレーニングを積み、ジェフ・ブリッジスは演じたオバディアが原作ではスキンヘッドのため、監督の「剃らなくていいよ」の言葉を聞き入れず、リアル・スキンヘッドに大変身と意気込みは十分。

 主人公のアイアンマンことトニー・スタークは巨大軍需企業の最高経営責任者(CEO)。20歳のころに両親は事故で他界。この辺りは、アメコミヒーローに必須のバックボーン。プレイボーイで独り身なのは、バットマンのブルースと共通するところ。彼は15歳でマサチューセッツ工科大学を卒業した天才発明家で、自ら着るパワード・スーツも手作り。一人でコツコツとスーツに改良を加え、こっそり飛行訓練なんかしちゃいます。しかし、性能アップに比べ外見はさほどイケていないのもご愛嬌(あいきょう)。飛び立つ際のポージングは、なぜか乙女チック。何だか改良の余地がまだありそうなアイアンマンですが、要所要所に笑いどころ満載で、クールなヒーローというより身近なおっさんヒーロー。デートムービーとしてもオススメです!

(文・構成:シネマトゥデイ編集部)

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