女優で妄想する?夏目漱石や芥川龍之介の文学に夏帆や岡本杏理が!
昨今、若者の活字離れが進んでいると言われているが、そんな若者にもとっつきやすい名作文学の文庫本の装丁に若手女優を採用し、読者の間口を広げている「文学日和~晴れたらいいな~」のシリーズが創刊した。
7月20日に発売されたのは、全部で4冊の文庫本で、いずれも名作ばかり。これらの文庫本の表紙と彼女たちの撮りおろしのグラビアが一体化されており、いままで堅苦しいデザインの装丁だったがために敬遠されてきた古典文学もこれで一気に親しみやすくなっている。
樋口一葉の「たけくらべ」に岡本杏理、夏目漱石の「こころ」に山下リオ、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」に早見あかり、宮沢賢治の「注文の多い料理店」に夏帆が採用され、物語のイメージに近いシチュエーションで表現されている。グラビアからイマジネーションを膨らませ、それぞれの女優さんを小説の中のヒロインのイメージ重ね合わせる妄想読みが最も利用しやすいかもしれない。
値段も税込みで368円から515円と文庫本だけにお手軽価格。いままで古典文学に見向きもしなかった世代が女優さんの笑顔をきっかけに文学の世界に足を踏み入れたりすることがあれば、ケータイ小説全盛時代に日本の文学の活性化につながるかもしれない。
なお、第二弾は9月27日発売で、今後も続々と刊行の予定らしい。