ウディ・アレン監督、3年越しの約束を果たすべくオペラに挑戦
ウディ・アレン監督が、過去に「やる」と宣言していたオペラ監督に取り組んでいることがわかった。アレン監督は3年前に、「今後3年のうちにオペラを」と約束していた。
現在、アレン監督は新作映画『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』(原題)の宣伝活動中だが、記者会見の中でこの件を質問され、「3年前にオペラをやると約束して、そのときはどうせ3年後には死んでるかもしれないし、と思って言っちゃったんだけど……結局まだ生きているし、約束の3年が経っちゃったし、じゃあ今度の火曜日にでもオペラを始めるかと思ったのさ」とアレン節をさく裂させた。アレン監督が取り組んでいるのはロザンゼルス・オペラ2008-2009に上演されるもので、演目はプッチーニ作曲「イル・トリッティコ」第3部の喜劇「ジャンニ・スキッキ」。第1部と第2部は、オペラ通で知られる映画『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督と、もう一人未発表の監督が担当する。アレン監督は初のオペラ挑戦について「ベストを尽くすけど、本当にどうなるかまったくわからないよ。オペラは映画とは全然違って、ブーイングされるだろ? 映画なら、好まれないことがあっても僕はその場にいないからね」と語っている。アレン監督のオペラは、ロサンゼルス・オペラで9月に上演される予定。