『シャフト』の主題歌でオスカーを受賞したアイザック・ヘイズ、死去
魅惑的なバリトンで有名な映画『シャフト』のテーマ曲を歌っているソウル・ミュージシャン、アイザック・ヘイズが亡くなった。65歳だった。アイザックは人気テレビアニメ「サウスパーク」でシェフの声でも有名だが、2006年には番組の宗教のとらえ方に耐えられないと、風刺が強い同番組を降板している。
アイザックの遺体は午後1時ごろに自宅ベッドルームで発見され、横ではランニングマシーンが動いていた状態だったらしい。2006年には脳梗塞(こうそく)で倒れ、その後も体の調子は良くなかったようだ。司法解剖の予定はないとのこと。
「アイザック・ヘイズはソウル・ミュージックのすべてを体現している。ソウルを思い浮かべるとアイザックの表情、サウンド、そして創造力を思い出す」とA&Rの重役はAP通信に語った。『シャフト』のテーマでグラミー賞とアカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞。俳優としても映画『ハッスル&フロウ』などにも出演。クランクアップしたばかりの映画『ソウル・メン』では自身を演じ、サミュエル・L・ジャクソンや先日亡くなったバーニー・マックと共演している。