『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の穴は人気のヤングアダルト小説「トワイライト」映画版
映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開日が2008年11月21日から来年の7月17日に変更されて、世界中のハリー・ポッターファンをがっかりさせたが、その代わりに注目の映画の公開日が早まったようだ。日本でもティーンエイジャーを中心に人気の青春ヴァンパイア・ロマンス小説「トワイライト」の映画版の公開日を、2008年12月12日から3週間早めて11月21日に封切るとサミット・エンターテイメントが正式に発表した。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と映画『トワイライト』の観客のターゲットは同じティーンエイジャーで、ファンタジックなストーリー展開なのも似ている。また、『トワイライト』は先月サンディエゴで行われたコミコンでも高い人気を誇り、今月2日にはシリーズ最終作にあたる小説「ブレイキング・ドーン」(原題)がアメリカで発売されたばかりで、イベントや企業と提携したキャンペーンを展開しており、この勢いに乗って『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開延期でできた穴を狙って、公開を早めたのは正しい選択と評価されている。
『トワイライト』はステファニー・メイヤーによる小説で、17歳の主人公ベラが転校した学校で美形の吸血鬼のクラスメートと出会い恋に落ちる、ロミオとジュリエット的ロマンス要素と、吸血鬼や人狼といった幻想的なキャラクターが登場するファンタジー要素がミックスした内容だ。主人公のベラには映画『ゴースト・ハウス』のクリステン・スチュワートがふんし、ベラが恋するエドワード・カレンを映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のロバート・パティンソンが演じる。監督は映画『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』のキャサリン・ハードウィックがあたる。