ハードな濡れ場もある『蛇にピアス』に吉高由里子が出演を決めたのは交通事故の経験から!
20歳で芥川賞を受賞した金原ひとみの原作本を映画化した映画『蛇にピアス』で、体当たりの演技を披露している吉高由里子が、同世代のギャルたちが大集合した試写会で映画公開前の心境を語った。
主演のルイを演じハードな濡れ場にも挑戦し、蜷川幸雄監督から高い評価を得ている吉高だが、「あんまりこういう場所が苦手なので緊張してて……。しゃべるのがヘタクソだと思うんですが、優しくしてください」とあいさつ。実は出演が決まったときも、「どうして決まっちゃったのかな、とモジモジしてました」とのこと。そんな吉高の背中を押したのは、意外なことに交通事故。「集中治療室に入ったことで、痛みを感じて生きているという実感がわいて、この映画をやらなきゃと思わせてくれました」と語った。
スクリーンを見つめるのは23歳以下の女性たち。時にクールに時に繊細(せんさい)に、そして大胆なシーンにもおくすることなく演じ切った吉高には、会場に訪れた彼女たちに対するある思いがあるようだ。「わたしは本当にこれでいいのかとか、いろいろと不安。(映画を観て)わたしはこれでいいのか、逆にみんなに教えてほしいです!」と20歳の女性らしい揺れる心をのぞかせた。
映画『蛇にピアス』は、20歳にして芥川賞に輝いた金原の原作を蜷川監督が映画化した作品。19歳の少女ルイが、先の割れた舌、顔中にピアスと背中に入れ墨を入れた青年アマ(高良健吾)と出会い、まったく知らなかった世界へ入り込んでいく。
映画『蛇にピアス』は9月20日より渋谷シネマGAGA!ほかにて全国公開