北野武ファンクラブのメンバー集結!集団でベレー帽に武もご満悦
第65回ヴェネチア国際映画祭
現地時間28日の北野武監督『アキレスと亀』の公式上映に、毎回、恒例となった現地の「北野武 サッサリ・ヴェネチア ファン・クラブ」のメンバーが集結し、北野監督のレッドカーペット登場を見守った。
昨年は、チョンマゲのカツラを被って北野監督の笑いを取った同メンバー。今年は、映画の予告編をインターネットでチェックした結果、画家の話で、えんじ色のベレー帽をずっとかぶっていることに目を付け、おそろいのベレー帽とオリジナルTシャツを着用し、総勢12人で現地入りした。会場前では、自腹でドバイ経由の飛行機に乗ってやって来た、『アキレスと亀』の出演者である柳憂怜、お宮の松、アル北郷、マダ村越と熱い交流を交わしていた。
上映後、メンバーの一人は「今回の映画も最高だった。ラスト20分は泣き通しだったよ」と目を真っ赤にしながら絶賛。だが映画の余韻に浸る間もなく、その後も、記者会見場にパーティー会場にと、北野監督の追っかけに勤しんでいた。
ファン・クラブの出現に北野監督は「一人、ベレー帽代込みの5万円で来いと言ったんだ」とジョークを飛ばしつつ、「何で調べたのかな? ベレー帽を皆で被って来てくれてうれしかったね。次も彼らが喜んでくれるような作品を作らなきゃね」と、うれしそうに語っていた。(取材・文:中山治美)