2008年は3の年?記録ずくめのシマリス3兄弟の映画
世界のナベアツが“3の倍数と3の数字がつくときにアホになる”ネタでブレイクさせた3という数字は、その後も羞恥心、パフューム、悲愴感と3人組に受け継がれ(?)、さらなる3ブームを巻き起こしているのだが、映画界にも注目の3があるという。それが映画『アルビン/歌うシマリス3兄弟』だ。
売れない作曲家のデイブのもとに偶然現れたアルビン、サイモン、セオドアのシマリス3兄弟。3兄弟の特技は歌を歌うこと。見事なハーモニーでデイブの作った曲を名曲に変え、瞬く間にスーパーアイドルとなっていく。しかし、その才能にビジネス的価値しか求めていない大手レコード会社のイアンの悪巧みによって、3兄弟はデイブの手から引き離され、仕事漬けの生活を送らざるを得なくなっていく。そんな中でアルビンたち3兄弟は本当に大切なものに気付いて……というのが『アルビン/歌うシマリス3兄弟』のストーリー。
3の効果か、アメリカでは映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』『レミーのおいしいレストラン』の歴代興行成績を超える驚異の大ヒットを記録。さらにこの3兄弟は映画化されるはるか前に4千5百万枚のレコードの売り上げと、グラミー賞での5部門受賞、さらにはエミー賞に3度ノミネートと、輝かしい歴史も持っている。記録ずくめの3兄弟の恩恵にあやかろうと、本作の応援団を務める安田大サーカスのクロちゃんが、頭突きでクルミを1分間に2個割るという微妙な記録を残したというエピソードも記憶に新しい。
また、本作は文部科学省選定作品(家庭向き)に決定。3の効果とともに、劇中で温かいきずなを描いた点が評価されたのだろう。さらに本作の公開日も3の付く9月13日。同日公開の作品には映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』があり、3兄弟vs.8兄弟の映画対決にも目が離せない展開となりそうだ。
映画『アルビン/歌うシマリス3兄弟』は9月13日よりお台場シネマメデアージュほかにて全国公開