アカデミー賞日本代表に選ばれた『おくりびと』本木、広末らが喜びのコメントを発表!
12日、第81回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表に選ばれた、映画『おくりびと』に主演している本木雅弘、広末涼子、そして滝田洋二郎監督が喜びのコメントを発表した。
納棺師を演じた本木は、先日モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞した際も驚いたようだが、「思わぬ展開に、ますます人ごとのようです!」とさらに驚いたとコメント。「納棺の儀式は外国ではより新鮮に映るでしょう。地味ながら繊細(せんさい)な日本人らしさが伝わるといいですね……」と本作には、日本特有の繊細(せんさい)な美が表現されていることを強調した。
そのほか妻役の広末は「日本映画が世界の舞台でますます輝けることを祈っています」とノミネートに向けての希望を語り、滝田監督は「死という人間にとって普遍的なテーマは、言葉を越えてスクリーンの中で世界中の人々に理解してもらえるはず。アカデミー賞を体感してみたい!」と本作が十分世界に通用する作品であると自信をのぞかせた。
『おくりびと』は本木ふんする納棺師の見習いである主人公が、さまざまな死と出会うことで、生きることの尊さに気が付いていく物語。納棺の儀式で行われる美しい所作の数々は、茶の世界に通じる独特な世界観があり、日本ならではの静かな美しさが存分に描かれている。
映画『おくりびと』は9月13日より丸の内プラゼールほかにて全国公開