オスカー俳優ハビエル・バルデム、スペインの人は「バカヤロウ」?
映画『ノーカントリー』でオスカーを受賞したスペイン人俳優、ハビエル・バルデムが自国の人々について「バカヤロウ」とコメントして、苦しい胸のうちを語った。ハビエルはニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、お金のためにハリウッドに進出したと批判されることに対して「スペイン人は厳しいよ。僕の映画を批判して、僕がハリウッドに売られたなんて言うんだ。やめてくれ、君らはバカヤロウの集団だ! って言いたくなる」とコメント。後に、これは一部の批評家たちを指して言った言葉で、スペイン人を侮辱するつもりはないと釈明。「僕は自分の国をとても誇りに思っているし、作品を通して国の文化を国内外に伝え、国の人々をたたえることに貢献したいと思っている」と語った。また、ロサンゼルスで活動しながらも故郷は常にマドリードにあると語り、ロサンゼルスは車を運転しない人間にはつまらないとハリウッドと自分との境界線をしっかりと示した。