ギャグが寒すぎる?…金メダル8冠の水泳マイケル・フェルプス選手すべリまくる!
北京オリンピックで金メダル8冠に輝き、世界一の水泳選手となったマイケル・フェルプス選手がアメリカの人気お笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したが、ギャグが滑りまくってしまった。
北京オリンピックが閉会した後も、フェルプス選手の人気は覚めやらず、アメリカ国民の王子様としてCM、グラビア特集、テレビゲスト出演と、その人気はとどまるところを知らなかった。そのフェルプス選手が、先週の土曜日にアメリカNBC系の長寿お笑い番組、「サタデー・ナイト・ライブ」のシーズン・プレミアにメインのお笑いゲストとして出演した。
「サタデー・ナイト・ライブ」は、これまでにアダム・サンドラーや、エディー・マーフィーなどの大物コメディアンを世に送り出している人気コメディーショー。この番組にメインゲストとして出演できるのは、アメリカで子どもからお年寄りまですべてに人気が浸透しているという名誉の証であり、スターたちの間でもステータス・シンボルとして見られている。
フェルプス選手のゲスト出演にあたっては、出演前からかなり話題になっており、「出演直前インタビュー」がさまざまな芸能ニュースをにぎわせていた。フェルプス選手はインタビューで、「オリンピックのときよりも緊張してる! でも、ボクは友だちの間では結構シニカルなユーモアがあるヤツとして名が通っているんだよ」と語っていた。これを受けて、お茶の間では、フェルプス選手出演の「サタデー・ナイト・ライブ」シーズン・プレミアへの期待が最高潮に達していたのだが……!
番組でのフェルプス選手は、やはり「オリンピックより緊張している」という状態が裏目に出たのか、ギャグはほとんどが棒読み状態。恐らくギャグの脚本がお粗末だったに違いないが、それに加え、フェルプス選手自身がノっているようには見えず、ハタから見ている者にとってはかなりイタイ印象を与えてしまった。
「サタデー・ナイト・ライブ」放映後の娯楽ニュースなどでのフェルプス選手に対する評は、どれもこれも辛口のものばかり。批評はだいたいが、番組の冒頭ギャグでサラ・ペイレン共和党副大統領候補のモノマネをしたベテラン・コメディエンヌのティナ・フェイに対する賛辞ばかりで(このギャグにはフェルプス選手はかかわっておらず……)、フェルプス選手のことは、触れていても1行ほど。ほとんどは、「見なかったことに……」なのか、どのメディアも触れていない。
水泳のヒーローは魚と同様、水から出ると干上がってしまうので……という声もあり、フェルプス選手の関係者たちは、「サタデー・ナイト・ライブ」への出演がこれからフェルプス人気に悪影響を及ぼさないように祈っていることだろう。しかし本業は水泳選手。本人は今回のテレビ出演のことなんて気にもとめてないかも。