25キロもの激ヤセ!チェ・ゲバラが乗り移った?命がけのデル・トロ
カンヌ国際映画祭などで、高い評価を得ている映画『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』(オリジナルは、4時間28分の1本の映画)の主演で、チェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロがすさまじいほどの役づくりをしていることがわかった。
もともとデル・トロはチェ・ゲバラをリスペクトしていたが、今回の役づくりのために体重を25キロも減量。髪の毛も伸ばし、チェ・ゲバラ本人と見間違うほどのそっくりの外見に成り切った。しかし、似せたのは外見だけではない。彼の思考、そして生きざままでを研究し尽くす徹底ぶりだった。デル・トロは、監督のスティーヴン・ソダーバーグと7年間にわたってチェ・ゲバラについて研究したことをコメントし「過去7年間の間で、僕たちは、キューバ、ボリビア、パリにマイアミ、そこにどちらかの側に立っていて、何か話をしてくれる人がいれば、だいたいどこへでも行った」と並大抵の役作りでなかったことをうかがわせた。
本日、10月9日はチェ・ゲバラの命日。日本での『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』の公開は来年春になるが、来年はキューバ革命50周年記念の年となり、またチェ・ゲバラが存命のころに来日してから、50周年ともなる記念すべき年にもなる。
映画『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』は2009年新春、日劇PLEXほかにて公開