草刈正雄の初挑戦!ひとりボケツッコミでお笑いの才能発揮?
第21回東京国際映画祭
21日、ディズニー テレビジョン スタジオにて、アニメ映画『WALL・E/ウォーリー』のアフレコ収録会見が行なわれ、俳優の草刈正雄が人生初挑戦となるアニメーションの吹き替えについて語った。
全米で大ヒットし、早くも来年のアカデミー賞候補と高い評価を得ている本作。今年は、映画『カンフー・パンダ』の主人公の吹き替えを担当した山口達也が、カンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩いたことがニュースになったことから、「草刈さんも来年アカデミー賞のレッドカーペットを歩くかもしれませんよ」と報道陣から期待の声が上がった。すると草刈は、「あ、そう? じゃあ英語のスピーチ考えとかないといけないねー」ととぼけて適当に調子を合わせていたが、急に素に戻り「何を言ってんだ! 日本語版は全然関係ないんじゃないの!」と絶妙のひとりボケツッコミを披露。ダンディーな草刈の意外なボケぶりに、その場はドッと笑いに包まれた。
今回、草刈が演じるのは地球を捨てた人間たちが暮らす宇宙船の艦長役。実はこの艦長は、何と180キロもある巨漢で、自分の体重が重過ぎて歩けない男という設定。草刈は最初この艦長を見たとき、正直「えっ、この人をやるの!?」と戸惑ったという。「アメリカの吹き替えは、実際に体型が似ている方が演じたらしいですよ。でも僕がやるものギャップが面白いと思った」とむしろ楽しんでいる様子。実物の草刈はメタボとは程遠く、56歳とは思えないスリムな体型を維持しているが、「ジムに行くこともありますけど、実は不精なところがあって、油断するとああなるかも。気を付けないとね」と身を引き締めていた。巨漢の艦長を反面教師に、ずっとスリムな体型を維持してほしいものだ。
『WALL・E/ウォーリー』は、700年もの間、地球にひとりぼっちで取り残されていたゴミ処理ロボットのウォーリーの恋物語を、『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントン監督が壮大なスケールで描いた心温まる感動作。
映画『WALL・E/ウォーリー』は12月5日より全国公開