美脚を披露した永作博美の早退で男性陣はしょんぼり…劇場も停電!!
1日、角川シネマ新宿で映画『その日のまえに』の初日舞台あいさつが開催され、主演の南原清隆、永作博美ら総勢11名のキャスト陣、そして大林宣彦監督が登壇した。
今回、夫と二人の息子を残して先立つ女性を熱演した永作はこの日、同作のキャンペーンに初登場。そのせいか少し照れた表情だったが「自然な形で夫婦を体感させていただきました」と振り返り、夫役の南原、そして子役たちとの久し振りの再会を喜んでいた。この日、永作は、ひざ上丈のミニワンピースにヒールが高めの赤いサンダルで惜しげもなく観客に美脚を披露。男性陣はその美しさに目がくぎ付けだった。
一方、南原は「永作さんがクランクアップした数日間は、動悸(どうき)が激しく眠りも浅かった」とスケジュールの関係で永作が先に現場を離れた際の切ない気持ちを吐露。映画の中では愛する妻を看取り、天国へと送り出した南原にとって、撮影終盤での永作の不在はことのほかショックだったんだとか。そんな深い夫婦愛で結ばれた南原と永作の様子に、今年70歳を迎えた大林監督も「ずっとナンチャン(南原)に嫉妬(しっと)しっぱなしだった」とこちらも永作の魅力にすっかりハマったようだ。
そんな男性陣を魅了する永作はこの日も、多忙なスケジュールのせいで、舞台あいさつの途中で一足先に早退することに。撮影同様、舞台あいさつでも永作に先に去られてしまった南原や子役たちは思わずしょんぼり……さらにその直後、劇場内が停電になってしまい、暗闇の中で舞台あいさつが続行されるという前代未聞の事態に。その真っ暗な空間は、まるで愛する者に先立たれた南原らの気持ちを表しているようだった。
『その日のまえに』は重松清のベストセラー小説を原作に、余命を宣告された妻(永作)とデザイン事務所を経営する夫(南原)が来るべき「その日」に向けて、懸命に生きる姿を描いた感動のヒューマンドラマ。先月急逝した峰岸徹さんが、南原演じる主人公の祖父役で出演している。
映画『その日のまえに』は角川シネマ新宿ほか全国公開中