実在する秘密の会員性クラブに潜入!男と女が出会う最新スポットって?
映画『彼が二度愛したS』では、ユアン・マクレガー演じる主人公と、ミシェル・ウィリアムズ演じるヒロインが出会う秘密クラブが登場する。選ばれた人しか会員になれないそのクラブは何ともエロチックな大人の恋愛が繰り広げられている。そして何と日本にも会員制のクラブが存在するらしい。
そのクラブの名前はシングルズ・バー “ エン・カウンター”。シングルズ・バーとは、男女が気軽に声を掛け合う出会いの場を提供するバーで、ニューヨークやロンドンで人気のスタイルだ。男性がバーで気になった女性に声を掛けるというスタイルは、日本ではちょっとハードルが高い。しかしエン・カウンターは内気でシャイな日本人向けにアレンジされており、気に入った女性を見つけたら、店員に紹介してもらうというシステムになっている。つまり、店員が恋のキューピッドというわけだ。そこから先は、仲良く飲むだけでも良し、お互いの連絡先を聞くのも良し、あとは本人次第だ。
薄暗い店内にはゴージャスなシャンデリアとジャズの生演奏が流れ、日常の喧騒を離れたムーディーな雰囲気で包まれている。そんなエン・カウンターの魅力は、選ばれた人しか会員になれないというところ。会員である時点で、ある程度の身元の保証があるということになる。絶対独身で恋人がいない人しか会員になれないというわけではなく、「そこは良識に任せてある」のだそうだ。
気になる会員規定は、男性は「女性に対して紳士的に対応できる方」「社会的に認められた年収の方」「上場企業、または的確と認めた企業(個人含む)の方」などいろいろと項目がある。一方の女性にかんしては「20歳以上で大卒(短大、専門含む)、ルール、マナーをわきまえている方」「清潔感を意識し、常に知識と教養を持ち続けるよう努力している方」などがある。会員に話を聞いてみると「クラブ通いや飲み屋でのドンチャン騒ぎを卒業した、大人の遊び方を心得た人たちが集っている」と教えてくれた。
“エン・カウンター”は、2年前に日本で初めてシングルズ・バーを日本で開いた先駆け的存在。現在会員数は2万人近くおり、店舗数は銀座と六本木に計4店舗展開している。男女の比率は6:4で男性の方が少し多い。会員の中には芸能人や著名人もいるようで、旬のお笑い芸人や人気ミュージシャンなどもいるという。これからのクリスマスやバレンタインデーなどのシーズンに向け、今恋人がいない人や出会いを求めている人は、エン・カウンターで素敵な出会いが待っているかもしれない。
『彼が二度愛したS』は平凡で孤独な男ジョナサン(ユアン・マクレガー)が秘密クラブで魅惑的な美女S(ミシェル・ウィリアムズ)と出会ったことで、甘く恐ろしいわなに落ちていくラブ・サスペンス。合言葉は「アー・ユー・フリー・トゥナイト?(今夜、ひま?)」。
映画『彼が二度愛したS』は11月8日より有楽町スバル座、新宿バルト9ほかにて全国公開