伊藤淳史が多部未華子にデレデレ「すべてかわいかった!」
18日、有楽町朝日ホールで映画『フィッシュストーリー』の完成披露試写会が開催され、伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、大森南朋、そして中村義洋監督が舞台あいさつを行った。
人気作家・井坂幸太郎の同名小説を映画化した本作は、1975年、1982年、2009年、そして2012年のそれぞれの出来事が、売れないパンクバンド“逆鱗”が歌った「FISH STROTY」という曲でつながるという凝ったストーリー。当然ながら時代ごとに異なるキャストで撮影されたため、完成した後に初めて顔を合わせた出演者も多いせいか、この日もどことなく皆ぎこちない雰囲気だった。そんな中、紅一点の多部未華子は、「撮影は本当に楽しかった。井坂幸太郎さんは好きな作家ですし、中村監督のことも大好きなので、(出演は)寸分の迷いもなく決めました」と語り、ときおり伊藤や濱田と言葉を交わしてリラックスした笑顔を見せていた。
そんな多部に癒されたのか、映画のキーとなる曲「FISH STROTY」を歌うバンドのリーダーを演じる伊藤は「すてきな役者さんたちの演技など見どころ満載なんですが、個人的には、多部未華子さんの出演するすべてのシーン、すべてのカットがかわいかったです」とデレデレ。舞台あいさつ後の囲み取材でも、また「多部さん、かわいかった」と繰り返してすっかり大ファンになってしまったようだった。
『フィッシュストーリー』は、多くの熱烈なファンを生み大ヒットした映画『アヒルと鴨のコインロッカー』のスタッフが再び結集して作り上げた井坂幸太郎ワールド第2弾。タイトル曲を始め、音楽を斉藤和義がプロデュースしているのも話題だ。
映画『フィッシュストーリー』は2009年3月より渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開