成海璃子、警察署長の制服にご満悦。「でも、コスプレの趣味はありません!」
20日、スペースFS汐留にて、映画『罪とか罰とか』の完成披露舞台あいさつが行なわれ、主演の成海璃子とケラリーノ・サンドロヴィッチ監督が登壇した。
本作でコメディーに初挑戦した成海は、売れないグラビアアイドルをキュートに熱演しているが、自分ではコメディーと思って演じていなかったという。「笑わせようとして演じたのではなくて、一生懸命やっている姿を一歩引いて見ると面白い、そんな感じでした!」と撮影を振り返った。一日警察署長になって制服姿も披露しているが、「わたしがこんな格好をすることはなかなかないこと。面白かった」と自分でもかなり気に入った様子。すると「次はどんなコスプレをしてみたいか」と記者から質問されてしまい、「そんな趣味はないので……」とあわてて否定する一幕もあった。
素顔の成海は、お笑いではシュールなものが好みだそうで「『OH!Mikey オー!マイキー』や、『The World of GOLDEN EGGS』が前から好き」となかなか渋い趣味を告白。ブラックな笑いでカルト的な人気を誇るモンティ・パイソンが大好きなケラリーノ監督から「僕と笑うポイントが似ている」と言われるなど、笑いのセンスも16歳とは思えない大物ぶりを漂わせた。本作では、制服姿のほかにも、グラビア用に恥ずかしいポーズを決めてみたり、頭をド突かれたり、鼻血を出したり、今までの正統派美少女のイメージを打ち破る、成海の新たな魅力が引き出されているようで、ファンにはたまらない作品に仕上がっている。
『罪とか罰とか』は、ひょんなことから一日警察署長になった売れないグラビアアイドル・アヤメ(成海)が、大事件を解決すべく奮闘するさまを描いたブラックコメディー。
映画『罪とか罰とか』は2009年春、シネマライズ、テアトル新宿ほかにて全国公開