ジョン・ウー監督に称賛された中村獅童、今は亡き父親との思い出を語る
27日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて映画『レッドクリフ Part I』大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、出演者の中村獅童とジョン・ウー監督が登壇した。
本作は現在、洋画では約1年ぶりの興行収入ランキング4週連続1位を獲得。さらに動員数が250万人を突破し、興行収入が30億円を超えるなど大ヒット中。二人は記念の鏡開きを行い、酒を酌み交わした。
唯一の日本人キャストとして本作に参加した中村について、ジョン・ウー監督は「ワイヤーアクションを90回くらいこなしてもらったけど、実は2回目の時点で彼はけがをしていたのに、黙って最後まで演じていた。苦しい思いを隠して笑顔でいようとする日本人の精神に感動したね」と中村のプロフェッショナルぶりを褒めたたえた。
一方、中村は撮影を振り返って「中国のエネルギーに負けないよう、全身全霊でぶつかりました。同じ日本人の方々が観ても、恥ずかしくならないように演じたつもりです」と大和魂を見せつけた。さらに、「この映画は、先日亡くなった親父が最後に観た作品なんです。『外国まで行ったかいがあったな』と言ってもらえました」と感慨深い表情で、今年10月に亡くなった父親の故・小川三喜雄さんとの思い出を明かしていた。
『レッドクリフ Part I』は、中国の歴史書「三国志」の中から赤壁の戦いに焦点を当てて描くアクション大作。中村は、トニー・レオン演じる周瑜(しゅうゆ)に仕える勇敢な武人・甘興(かんこう)を演じている。
映画『レッドクリフ Part I』はTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開中