来日したヴィゴ・モーテンセン「息子は日本が大好き」と日本を絶賛!
1日、セルバンテス文化センターにて映画『アラトリステ』来日記者会見が行われ、主演のヴィゴ・モーテンセンが登場した。
「ミナサン、コンニチハ」と日本語であいさつすると、続けて流ちょうなスペイン語で作品を紹介。本作をすべてスペイン語で演じているヴィゴは、外国語での演技は難しいか? との質問に「それは大丈夫。僕は南米で育ったから、スペイン語には特に親しみがあるんだ。最近ではスペイン語の方が表現しやすく感じるときもあるくらいだよ」とさすが6か国語に堪能な彼らしい答え。「でも……日本語は難しいな」と付け加え、照れ笑いを浮かべた。
「息子は日本が大好きで、日本語もかなり理解している。読み書きもできるし、宮本武蔵や侍映画が大好きで良く観ているよ。彼は本作にも出演しているんだけれど、僕はストーリー上、彼を殺さなくてはいけなかった。『現実だったら許さないけど、映画だからいいよ』と言われたよ」と笑うヴィゴは「演じながら(アラトリステは)侍に似ている部分があるとよく感じていた」と役作りについても語り、息子と同じように親日家の一面をのぞかせた。
通訳される前に「もしかして今のは、息子に関する質問?」と発言するなど、日本語もマスターしつつあるヴィゴ。「日本の記者は素晴らしいね。(司会の)一言でちゃんと撮影をストップする。ほかの国では僕がどんなに真剣に話してもずっと撮り続けているんだよ!」と暴露し、会場は笑いに包まれた。
『アラトリステ』は、17世紀のスペインを舞台に孤高の剣士・アラトリステ(ヴィゴ)が陰謀に翻弄(ほんろう)されながらも、激しい戦いを生き抜く壮大な歴史スペクタクル。
映画『アラトリステ』は12月13日よりシャンテシネほかにて全国公開