公開アフレコに挑戦した三谷幸喜が一緒に暮らせない相手とは?
2日、都内スタジオにて映画『ミーアキャット』の公開アフレコが行われ、初のナレーションを務めた監督で脚本家の三谷幸喜が報道陣にアフレコ風景を披露した。
「いやぁ、ポールはねぇ、うまいですよ」と今年、逝去した大スターのポール・ニューマンをたたえた三谷。というのも、アフリカ・カラハリ砂漠のミーアキャットの姿をとらえた動物ドキュメンタリーの本作で、英語版のナレーションを務めたのがポールなのだ。日本語版にあたり、世界のスターからバトンを渡された形ともいえるが「結構、うまくできたと思いますよ」と手ごたえを感じている様子の三谷。
実は以前から、戸田恵子に「三谷さんは、いい声をしている」と言われた経験があるようで、今回のナレーションも「出来は100%」としてやったり顔。しかし今回の公開アフレコの出来は「8%」とガタ落ちで、「こんなに大勢の方がいらっしゃるとは思わなかったものですから……。記憶から消し去りたい」としょんぼりなコメントも。
「外国や日本の、本当に数多くの人たちがかかわって出来上がっている作品ですからね。撮影もどうやって撮ったんだ? とビックリするようなものばかりだし。そんなスゴイ作品を僕が最後にぶち壊すワケにはいきませんから、ものすごく気を遣いますよ」と初ナレーションを前に真剣に取り組んだと話す三谷だが、かわいい顔をして荒々しい縄張り争いを繰り返し、いつも徒党を組んで行動するミーアキャットに対して「一緒には暮らせないな……」と三谷らしい感想を聞かせてくれた。
『ミーアキャット』は映画『ディープ・ブルー』『アース』を製作したBBCが、アフリカの大自然で生き抜いていく小さな勇者・ミーアキャットの生命の奇跡を収めた動物ドキュメンタリー。
映画『ミーアキャット』は2009年1月10日よりみゆき座ほかにて全国公開