大ヒット映画「252」にダメ出し?手塚監督「救難団を呼んだら良かったのに」とポツリ
13日、角川シネマ新宿にて映画『空へ ─救いの翼 RESCUE WINGS─』の初日舞台あいさつが行われ、主演の高山侑子、井坂俊哉、鈴木聖奈、瀬戸早妃そして監督の手塚昌明が登壇した。
映画『空へ ─救いの翼 RESCUE WINGS─』写真ギャラリー
この日、自宅のある新潟から会場に駆けつけた高山。本作では主人公の川島遥風(はるか)を演じ、航空救難(航空自衛隊航空救難団)ヘリの新人パイロットとしてフライトスーツ姿を披露している。この日は、自衛官の制服とは打って変わってかわいらしいワンピース姿を披露した。「私服姿もいい感じですよね」と司会者から褒められるとさわやかな笑顔で受け答えていた。手塚監督は「昨夜は眠れなくて、(観客席が)3列くらいしか埋まらなかったらどうしよう」と悩んだそうで、司会者が高山に「監督と同様に緊張して眠れなかったのでは?」と質問すると「夜更かしをしちゃいました」と余裕の表情を見せていた。
初回上映を観客席で観たという手塚監督は、「明日も映画館へ行って、観客の皆さんにお目にかかりたいですね。声を掛けていただければ、コーヒーでもおごりますよ。お茶しましょう」と太っ腹発言。現在上映中で生還劇を繰り広げている映画『252 生存者あり』について、「救難団を呼んだら良かったのにと思っていたんですよ。自分たちで解決しようとしたらしいので、しかも家族を救おうとしていて、早く呼んでいただけたら……」とジョークを挟みながら救難団のすごさをアピールしていた。
『空へ─救いの翼 RESCUEWINGS─』は、女性初の救難ヘリUH-60Jの操縦士となった川島(高山)が、人命救助の任務に奮闘する姿を描いたレスキュー・アクション。実際に本職の救難隊員が救出シーンを行うなどリアリティを追及した話題作だ。ヒロインを演じた高山の父親は、5年前、訓練中に殉職した新潟救難隊員。亡き父の意志を受け継いだ、魂を揺さぶる作品に仕上がっている。
映画『空へ─救いの翼 RESCUE WINGS─』は角川シネマ新宿ほかにて全国公開中