『ゴッドファーザー』が完全デジタル化で上映!リアルすぎて別の作品のようと大反響!
映画史に輝く金字塔、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『ゴッドファーザー』が正月映画としてデジタル上映され好評を博している。
昨今、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』『ブレードランナー』など名作映画がデジタルリマスター版としてよみがえることはめずらしくないが、この『ゴッドファーザー』も2004年に一度デジタル化されている。しかし、当時の技術ではアナログを無理矢理デジタル化した感がぬぐえず、中途半端な完成度のデジタル映像に終わっている。
今回はわずか4年の時を経ての再デジタル化だが技術の進歩はその何倍にも匹敵するようで、当時とは比べものにならない映像の美しさだ。しかも、映画館も進歩しており、『ゴッドファーザー』を上映する新宿バルト9は全館デジタルシネマ(DLP上映)のため、より鮮明な映像が映しだされる。
服の質感をはじめ、細かく見ると髪の毛や飲み物のラベルなど細部が全く違う。『ゴッドファーザー』はコッポラ監督が細部のリアリティにこだわって製作した映画なので、今回のデジタルリマスター版で観ると、全く違う映画のように感じる人も多いだろう。
映画『ゴッドファーザー』は1972年度アカデミー賞作品賞、脚色賞のほかマーロン・ブランドが主演男優を受賞した傑作。1940年代の米国のマフィア社会を軸に、シェイクスピア顔負けの父と子の愛憎劇や、家族の絆(きずな)を描く。マフィアのドンを演じた名優マーロン・ブランドと、父に反発しつつも跡を継ぐことになる三男役のアル・パチーノの俳優の演技対決も必見。公開後36年を経ても、ニーノ・ロータの哀愁を帯びた楽曲と共に鮮烈な印象を残す金字塔的作品だ。
映画『ゴッドファーザー』は新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開中