アカデミー科学技術賞決定!
第81回アカデミー賞
アカデミー賞には、テレビ放映される映画スターや映画プロデューサーなどに贈られる賞と、地味ではあるが栄えあるオスカーの大切な一部である技術賞がある。このたび、その技術賞がアカデミー本部より発表された。
特別技術賞のゴードン・E.ソーヤー賞を受賞したのは、ピクサー社、社長のエド・キャットマル氏。エド氏のCG技術開発は30年にも及び、映画『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』などにはエド氏の開発したCG技術が存分に使用されている。
ジョン・A・ボナー・メダル賞の栄誉にはディズニーで長い間CG技術に貢献してきたマーク・キンボール氏が輝いた。マーク氏は、CG映画の先駆者となった『トロン』や、ディズニーのその他の名作『美女と野獣』『アラジン』『ライオンキング』などを担当して成功を収めてきた。
その他の主な技術賞受賞者は、ヘイレン・レンズというデジタル映画制作仕様カメラの為の特殊レンズを開発したスティーブ・ハイレン氏、そしてこれも視覚システム並びにそれに伴う冷却システムの開発に貢献したフォルカー・シューマカー氏、そして映画カメラ用のライティング特殊付属品を開発したティモ・ミュラー氏となっている。
特別賞受賞者は2月22日のアカデミー賞当日にステージ上でオスカー像を受け取るが、その他の受賞者たちは、2月7日(土)ビバリーウィルシャー・ホテルで開催される科学技術賞受賞式でオスカー像またはアカデミーからのメダルを受け取る。