ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザー、難病の子供を持った家族を描く映画で共演
映画『インディ・ジョーンズ』シリーズと、映画『ハムナプトラ』シリーズという大ヒットアドベンチャー映画の主人公を務めてきた二人、ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザーの共演が実現することが明らかになった。プロダクション・ウィークリー紙とハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、ハリソンとブレンダンの二人が共演するのはCBSフィルムズの医療映画で、現在のところ『クローリー』(原題)というタイトルで呼ばれている。物語は、とても珍しい遺伝性筋疾患「ポンペ病」を患った二人の子どもを持つ父親ジョン・クローリーを中心に描く感動の物語で、ギータ・アナンドのノンフィクション小説を基に実話を映画化する。ブレンダンが父親を演じ、ハリソンが子どもたちを救う医者を演じる。監督は映画『ベガスの恋に勝つルール』のトム・ヴォーンがあたり、ハリソンはプロデューサーとしても作品に参加する。
ポンペ病(糖原病2型)は、4万人に一人の割合で存在する先天代謝異常症の一つで、非常に患者数が少ない難病である。乳児型(生後数か月以内の発症)の場合は、病気の進みが早く適切な治療を行わないと1歳までに亡くなるといわれていて、遅発型は小児期もしくは成人後に発症し、筋肉や呼吸の働きが悪くなり、症状が筋ジストロフィーに似ているために診断が難しいといわれている。世界に5,000人から1万人の患者がいるといわれていて、日本でも特定疾患として難病の指定を受けている。