アカデミー賞の行方をイギリスのアカデミー賞BAFTAは知っている?
第81回アカデミー賞
過去BAFTA(イギリス版アカデミー賞であるイギリスフィルム&テレビアワード)で、最優秀男優・女優賞を受賞した32人中18人がアカデミー賞を取っているというリサーチ結果が話題になっている。
このたびBAFTAのノミネーション結果が明らかになりロンドンでの授賞式本番が2月8日に迫った今、それが今年のオスカー・レースにどのような影響を及ぼすかということで、関係者たちのオスカー予想がますますヒートアップしてきている。
さて、そのうわさのBAFTAの的中率とはどれほどのものか? まず去年の結果を見てみるとアカデミー賞主演男優賞を獲得した、映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイス、映画『エディット・ビアフ~愛の讃歌~』で主演女優賞となったマリオン・コティヤール、映画『ノーカントリー』で助演男優賞のハビエル・バルデム、そして映画『フィクサー』で助演女優賞を獲得したティルダ・スウィントンと、すべての俳優賞カテゴリーのオスカー受賞者たちがドンピシャでBAFTAでも栄冠に輝いている。
そして、その前の年にあたる第79回アカデミー賞の結果を見てみると、主演男優賞に映画『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィッテカー、主演女優賞に映画『クィーン』のヘレン・ミレン、助演男優賞に映画『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキン、助演女優賞に映画『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンと、オスカー受賞俳優たち全員が、アカデミー賞より前に行われたBAFTAで同じ賞を勝ち取っていた。
2005年以前の結果とアカデミー賞を比べるとそれほどの的中率とはいえないが、何せ去年おととしとバッチリ当たっているBAFTAだけに、今年それを受賞する俳優たちに関係者の大いな期待が集まることは必至。果たして2月8日の授賞式の結果はいかに!?
ちなみに今年のBAFTA最優秀俳優カテゴリーの候補者たちは以下のとおり。
BAFTA最優秀主演男優賞候補
フランク・ランジェラ『フロスト×ニクソン』
デヴ・パテル『スラムドッグ$ミリオネア』
ショーン・ペン『ミルク』(原題)
ブラッド・ピット『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
ミッキー・ローク『ザ・レスラー』(原題)
BAFTA最優秀主演女優賞候補
アンジェリーナ・ジョリー『チェンジリング』
クリスティン・スコット・トーマス『アイヴ・ラブト・ユー・ソー・ロング』(原題)
メリル・ストリープ『ダウト ~あるカトリック学校で~』
ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』
ケイト・ウィンスレット『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
BAFTA最優秀助演男優賞候補
ロバート・ダウニー・Jr『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
ブレンダン・グリーソン『イン・ブルージュ』(原題)
フィリップ・シーモア・ホフマン『ダウト ~あるカトリック学校で~』
ヒース・レジャー『ダークナイト』
ブラッド・ピット『バーン・アフター・リーディング』
BAFTA最優秀助演女優賞候補
エイミー・アダムス『ダウト ~あるカトリック学校で~』
ペネロペ・クルス『それでも恋するバルセロナ』
フリーダ・ピント『スラムドッグ$ミリオネア』
ティルダ・スウィントン『バーン・アフター・リーディング』
マリサ・トメイ『ザ・レスラー』(原題)