マーク・ラファロの監督デビュー映画へオーランド・ブルーム出演
『ブラインドネス』の、マーク・ラファロの監督デビュー作品の出演者が決まったようだ。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、マークの初監督映画『シンパシー・フォー・デリシャス』(原題)にオーランド・ブルームとローラ・リニーの出演が決まったそうだ。映画は、まひを患いながらもロサンゼルスの路上で生活しているDJが奇跡的に病を治す能力を身につけたが、自らの病を治すことはできず、この能力で金もうけをして自らの夢をかなえようとするストーリーだ。オーランドは降板したジェームズ・フランコに代わってロックバンドのリーダーを演じ、ローラはバンドのマネージャーを演じる。自らも下半身まひを患う舞台俳優のクリストファー・ソーントンが主人公を演じ、脚本も手掛ける。監督を務めるマークは神父役で出演もする。撮影はロサンゼルスで行われる予定だ。
マークは昨年12月に、弟のスコットさんを銃による事件で亡くしたばかり。悲劇的な同事件を受けて、マークの初監督映画の製作も中止されるかと思われたが、このように無事キャストが決まり一安心といったところだ。マークが、モントリオール世界映画祭主演男優賞とロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞を受賞した映画『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』で共演したローラの参加は、マークにとって心強いものだろう。