小池栄子、しっとり艶やか着物姿で女優主演賞受賞の喜び!栄誉ある毎日映画賞
4日、渋谷・セルリアンタワー東急ホテルにて第63回毎日映画コンクール表彰式が開催され、俳優部門で受賞した阿部寛、小池栄子、松坂慶子、三浦春馬、仲里依紗、余貴美子をはじめ、各部門の受賞者や関係者らが出席した。
映画『歩いても 歩いても』『青い鳥』の2本が評価され、男優主演賞を受賞した阿部は「普段、話の展開をかき回すような役が多いんですけれども、この2本に関しましては、監督がよく僕に仕事をくれたなと、奇跡だと思っています」とコメント。またバラエティー番組での活躍も多く、いつもは冗舌な小池は、映画『接吻』の演技が認められての女優主演賞を受賞した。演技をすることに対し、「暗いトンネルをただひたすら歩いているようで、とても苦しかったですけれど、演じるうちに感情の引き出しが増えていったことが喜びでした」と感無量といった様子を見せた。
粛々と進んでいった表彰式で、「重い責任を感じながら軽いスピーチになってしまいました」と大きな笑いをとったのが余。「わたしは映画を夫に選び、映画と結婚したのです」との名言を残した名女優・田中絹代にちなんで贈られる田中絹代賞を受賞し、「思いがけないことでした。皆さまにとっても思いがけないことではなかったかと思うと、ちょっと心配です」と口を開くと、「10パーセントうれしく、90パーセント重い責任がのしかかり、毎日深いため息をついております。初めて映画賞をいただいたのが、1998年のこの毎日映画コンクールです。あまりにもうれしくて毎日新聞に変え、それからずっと毎日新聞をとっています」と主催者へのアピールも忘れないスピーチで2時間におよぶ賞を和ませた。
毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社主催による毎日映画コンクールは、戦後の混乱期に健全な国民文化の育成と戦後の日本映画の復興と興隆を目的として創設された、日本で最も長い歴史を持つ映画コンクールの一つ。