映画のために結成されたバンド「逆鱗」がCDデビュー!
映画『フィッシュストーリー』で、地球滅亡の危機を救うきっかけとなるパンクバンド「逆鱗(ゲキリン)」のメンバーを演じ、実際に2月25日にCDデビューを果たす伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充、そして音楽をプロデュースしたアーティストの斉藤和義に話を聞いた。
ほとんど音楽経験のないメンバーが集まり、2か月の特訓を経て映画撮影に挑んだという。伊藤は「過酷な日々でしたね。ゼロからのスタートで、とにかく必死でした。どこに行くにも楽器を持ち歩いていました」と明かし「それでもバンドのメンバーたちで、集まってやるだけで楽しかった。練習の後にはいつも酒を飲んで、メンバーたちとのきずなを深めていましたね」と振り返った。
ボーカルの高良は「ウケないとわかっていても、好きなことを貫く「逆鱗」の姿勢がカッコイイ!」と語り、本作については「加速する映画だなぁと思いました。おとぎ話的なんだけどリアル」とコメント。映画初出演の大川内は「メンバー同士のぶつかり合いがカッコイイ! 映画は面白くてスカッとした!」と語るも「スクリーンの自分の顔はあまり見れなかった……」とナイーブな一面をのぞかせた。夜の飲み会の仕切りを一手に引き受けていたという渋川は「いろいろな要素がうまく合わさっていて、スッキリとした映画で、やれて良かった!」と熱く語ってくれた。
また、「逆鱗」のバンドとしての可能性について斉藤は「本人たちのやる気次第じゃないかな?」と冷静にコメントするも、その仕上がりには満足している様子で「音楽を信じている4人の雰囲気を曲にしたいと思った」と語ってくれた。最後に伊藤は「目指してるわけではないけれど(CD売り上げランキングで)上位にランクインすればうれしいです。届け! おれらの思い!」と抱負を述べつつ、元気に締めくくってくれた。
映画『フィッシュストーリー』は3月20日より渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開