寺脇康文、最優秀助演男優賞を取り損ねたと自虐ギャク
21日、映画『悲しいボーイフレンド』が関東地方における公開初日を迎え、主演の寺脇康文、寺島咲、上田結、出演と主題歌を担当した松下優也、そして草野陽花監督が舞台あいさつを行った。
この日の前夜には日本アカデミー賞の発表が行われたばかりだが、映画『相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビックシティマラソン』で優秀助演男優賞に選ばれていた寺脇は、「昨夜、最優秀(助演男優)賞を取り損ねた寺脇康文です」と会場を笑わせた。
男気あふれるユーモアたっぷりの印象が強い寺脇だが、本作で演じるのはいわゆる普通のサラリーマン。先行上映された兵庫県西宮では“号泣王子”とも命名されただけあり、ナイーブなシーンも登場する。草野監督も、「寺脇さんが号泣する姿が印象的」と『相棒』シリーズの熱血漢・亀山とはまったく別のキャラクターに仕上がっているよう。寺脇は、「(日本アカデミー賞で最多10部門を制した)『おくりびと』も小さい劇場から始まってますから、この映画も明日から題名は“悲しいおくりびと”で……(笑)お願いします!」とアメリカのアカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品にあやかって、ファンに宣伝をお願いした。
『悲しいボーイフレンド』は、製薬会社で働く平凡な中年サラリーマン(寺脇)が、謎の少女(寺島)との出会いをきっかけに懐かしい青春時代の自分を思い出していくドラマ。
『悲しいボーイフレンド』は、シネマート六本木ほかにて全国公開中