深津絵里が演じる30代ダメ女、少女時代は15歳の美少女と11歳のちびまる子ちゃん!
人気漫画家、西原理恵子の原作を映画化した映画『女の子ものがたり』の主演が深津絵里に決まったことは先に発表されたが、このたびその少女時代役に大後寿々花と森迫永依が決まった。
本作は、深津演じる36歳のスランプ中の漫画家・菜都美が子ども時代の友情を思い出すことで前向きな気持ちを取り戻していくというハートフルなドラマ。菜都美の小学生時代を演じるのは実写版「ちびまる子ちゃん」でおなじみ、国民的子役の森迫永依。二人の美しいお姉さんについて森迫は「深津さんが演じる菜都美や大後さんが演じる菜都美はこんな感じになるのかなぁ? というのを想像して意識して演じました! 菜都美は、わたしと比べてすごく沢山の経験を経て成長しているんだなぁと思いました。そんな菜都美の子ども時代を演じることがとっても楽しかったし、わたしも菜都美のような経験を沢山してみたいと思いました!」と素直でかわいらしいコメントを寄せた。
一方、菜都美の高校生時代を演じるのが、映画『北の零年』『SAYURI』などに出演した経験を持ち、今年は『カムイ外伝』で松山ケンイチとも共演する15歳の大後寿々花。役が決まったことについて大後は「深津さんの作品をたくさん観せていただいて、ぜひ共演させていただきたいと思っていたので、とても光栄です。菜都美という女の子を理解し、そのキャラクターを大切に演じるように心がけました。監督のイメージする菜都美を大切に演じれば、自然につながると思って演じました」と少女ながらもベテランの演技派も顔負けのしっかりした意見を述べた。
この三人が一人の人間を演じるための見た目の工夫としては、森迫と大後が左利きだったので深津も無理矢理左利きにしたと森岡監督は語るが、実はそれよりも重要だったのは、顔が似ていることよりも「どうしようもないその人の核みたいな部分が共通していること」だったらしい。確かにこの三人、美女というだけではなくどことなくたたずまいが似ている。
映画『女の子ものがたり』は2009年秋全国にて公開