『おくりびと』大フィーバー!映画館は終日満員で、上映期間は24週目に突入!
25日、東京商工会議所にて「シネマ夢倶楽部」2008年度表彰式が開催された。
シネマ夢倶楽部は、財団法人日本ファッション協会主催のもと2003年に創設。衣・食・住の枠を超えた幅広い生活文化そのものをファッションと定義し、「より良い映画をより多くの方に観ていただこう!」と独自の選考委員会を置くことにより、ほかの映画賞とは一味違う作品名が並ぶことで話題となっている。
どんな作品が受賞するかと期待が高まる中、ここでも映画『おくりびと』の一人勝ち。スピーチを行うはずだった滝田洋二郎監督は、アカデミー賞授賞式が終わったばかりで残念ながらまだ帰国しておらず、代わりにTBSテレビ事業本部コンテンツ事業局長・加藤嘉一氏が登壇した。
「脚本を読んだときから、驚きと感動がまだ続いております。まさかここまで評価されるとは」と感動の表情を浮かべ、何とアカデミー賞を含め60以上の賞を受賞していることや、通常3週間ほどで終了となる上映期間が24週目に入ったことなど驚きのエピソードを披露。「アカデミー賞の次の日は、有楽町マリオンが朝から晩まで満員でした。そこで今日、特別レイトショーを行うことが決定しました!」と報告すると、満員の会場からは大拍手が。「映画はやっぱり映画館で」というシネマ夢倶楽部の思いを代弁するかのようなスピーチに感動したのもつかの間、最終的に「今日はレディースデーです! この授賞式の後、ぜひ観に行ってください!」とのオチに、会場は笑いに包まれていた。
映画『おくりびと』は新宿ピカデリーほかにて全国公開中