YOSHIKIに直撃インタビュー!X JAPAN再結成の立役者は、映画『REPO! レポ』!
3月21日公開のネオ・ファンタジー映画『REPO! レポ』で音楽プロデューサーを務めたX JAPANのYOSHIKIが、X JAPAN再結成の直接のきっかけを作ったのが同作だったという衝撃の裏話を語ってくれた。
今回『REPO! レポ』で音楽プロデューサーを引き受けたのは、映画『カタコンベ』のサウンドトラックにYOSHIKI自身のプロジェクトVIOLET UK名義の「Blue Butterfly」を主題歌として提供し、それが大好評だったからだ。「『REPO! レポ』の製作陣が僕の音楽を気に入ってくれたんです。監督のダーレン・リン・バウズマンも僕ならエッジの効いた音楽が作れるだろうと。ダーレンが言うには『ロッキー・ホラー・ショー』のようなイメージのロック・ミュージカル映画を作りたいということで声をかけてくれたんです」とのこと。
話はダーレン監督の映画『ソウ4』にまでさかのぼる。「『REPO! レポ』の撮影が始まったころ、ダーレンが『ソウ4』の最終エディットをしていた時期と重なっていて編集スタジオでその映像を見せてくれていたんです。ある日、『ソウ4』の主題歌の交渉が決裂して大変なことになっていたんですが、そのときはまさか自分が『ソウ4』の主題歌をやるとは思っていなかったけど、『やる?』って言われてやってみようと(笑)」。『ソウ4』の主題歌「I.V.」をやるにあたってYOSHIKIはどのバンドでやるか考えた。期間は1週間しかない。「その前の『カタコンベ』の主題歌にはVIOLET UKで取り組み、同じバンドで同じことをするのだったらX JAPANを再結成してしまおうと思いました」と驚きのエピソードを教えてくれた。偶然が導いたとはいえ「最初は冗談のつもりでしたが、今思えば『REPO! レポ』がなければX JAPANの再結成もなかったですね」と振り返ってくれた。
いくつかあるエンディングテーマの中で、「そんなに長く使われているわけじゃないんですけど、一瞬だけちょっとだけ最後に雰囲気が違う音楽が出てきたらそれは僕だと思ってくれると。サントラにはあえて入れなかったので、この映画でしか聞けないバージョンになっています。」とYOSIHIが唯一作詞作曲した曲の存在を明かした。
『REPO! レポ』は、総合的な音楽プロデュースが大変だったというYOSHIKI。音楽的にこだわった点として「センスのいいノイズがたくさん入っています。プロデューサーたちが音源を集めて僕がチョイスしました」とアピール。ちなみに俳優として映画に出ることにはそれほど興味がないそうだが「映画音楽をやる機会が増えてので、またやるかもしれないし、将来的には監督もやってみたい」と聞き逃せない意欲的なコメントまで飛び出した。“X JAPANのYOSHIKI、長編映画監督デビュー!!”なんて見出しの記事が世に出るのも夢ではない。
映画『REPO! レポ』はシネマライズにて公開中