待望の『シン・シティ2』は今年中に撮影開始か?
フランク・ミラーのグラフィック・ノベルの世界観を忠実に映像化し、コミックファンに高く評価された映画『シン・シティ』。1作目が公開された2005年から続編製作の企画がありながらも、スケジュールの問題などで撮影開始が延期になっていたシリーズ2作目『シン・シティ2』(原題)の撮影の目処が立ったようだ。
シリーズ1作目で、娼婦たちを仕切るクールな女ゲイルを演じたロザリオ・ドーソンがMTVに対して語ったところによると、『シン・シティ2』(原題)の撮影は今年中に開始される見込みだそうだ。ロザリオによると、1作目でメガホンを取ったロバート・ロドリゲス監督と原作者のフランク・ミラーと最近話す機会があったそうで、彼らは数か月前に『シン・シティ2』(原題)の脚本を完成させたとのこと。ロザリオの言葉を裏付けるように、続編出演が決まっているマーヴ役のミッキー・ロークとゴールディ役のジェイミー・キングも続編の脚本が完成し、近いうちに撮影が開始されると発言している。
続編の撮影が開始されないので製作中止のうわさまで流れていた『シン・シティ2』(原題)だが、2009年に何らかの動きがありそうだ。続編のストーリーは、以前から原作コミックの「ア・デイム・トゥ・キル・フォー」(原題)を中心に描かれることが伝えられていて、メインヒロインの悪女アヴァ候補にはこれまでにアンジェリーナ・ジョリーやレイチェル・ワイズの名前が挙がっている。1作目に登場した、クライヴ・オーウェン演じるドワイト、ブリタニー・マーフィ演じるシェリー、ジェシカ・アルバ演じるナンシー、マイケル・クラーク・ダンカン演じるマヌート、ロザリオ演じるゲイルとミッキー演じるマーヴは再登場することが明らかにされている。
シリーズ1作目の公開当時は、『シン・シティ2』(原題)だけでなく『シン・シティ3』(原題)の製作企画まで立てられていた本シリーズ。大ヒット映画『スパイダーマン』のシリーズ4、5作目やギレルモ・デル・トロ監督の映画『ホビット』(原題)のように『シン・シティ』もシリーズ2作目と3作目を同時撮影するのもありかもしれない。