チャウ・シンチー、映画版『グリーン・ホーネット』のカトー役を降板か?
1960年代の人気テレビシリーズを実写映画化する、映画『グリーン・ホーネット』(原題)に再び暗雲がたち込めてきたようだ。監督変更や製作中止のうわさまで流れた同作。映画『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督がメガホンを取ることが決まり製作が順調に進んでいると思われていたが、どうやらカトー役の俳優を失ったようだ。
カトー役には、映画『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチーが決まっていたが、新作映画『オブザーブ・アンド・リポート』(原題)のプレミアに登場したセス・ローゲンは、「現在のところ、100パーセント正式に決まったカトー役はいないよ!」とCinemablendに対して語っている。この「100パーセント正式に決まった」という答えは、チャウ・シンチーがまだ出演する意欲があるものの正式に契約していないというだけなのか、それともチャウ・シンチーはすでに降板していてほかのカトー役候補の俳優を探しているのか不明である。映画化を期待しているテレビシリーズのファンの多くは、セスのグリーン・ホーネット役よりもチャウ・シンチーのカトー役を楽しみにしていて、シンチーほどカトー役にぴったりのアジアスターはいないとまで言われていた。
映画版『グリーン・ホーネット』は、セスが製作と脚本を手掛け、緑のマスクで悪と戦うヒーローのグリーン・ホーネットも演じることが決まっている。新しい監督に決まったミシェル監督は、監督に就任するために自作のスタントシーンを自主製作するほどに脚本を気に入っていると伝えられており、撮影も近いうちに開始する予定だった。チャウ・シンチーが降板したとなると、セスはチャウ・シンチーの代わりに優れたアクションとコミカルな演技ができるアジア人俳優を早急に見つけなくてはならないだろう。