渋谷を見守るハチ公像に敬意を表し、74回目の慰霊祭開催!
8日、渋谷ハチ公像前で第74回忠犬ハチ公慰霊祭(主催:忠犬ハチ公像維持会)が行われた。今年8月には、日本映画『ハチ公物語』をリチャード・ギア主演でハリウッドリメイクした映画『HACHI 約束の犬』が公開され、再びあの感動の物語に注目が集まりそうだ。
ハチ公が渋谷の路上で亡くなったのは、昭和10年3月8日のこと。その翌年から毎年4月8日に、ハチ公をしのんで、渋谷ハチ公像の前では慰霊祭が開催されている。今年もハチ公像の周りに咲いた桜がひらひらと舞い落ちる中、忠犬ハチ公銅像委員会会長、渋谷区長、渋谷区会議長らが、再開発が急ピッチで進んでいる渋谷の街をいつも変わらぬ瞳で見守っているハチ公に敬意を表した。
実は『HACHI 約束の犬』が製作されることになったのも、映画のプロデューサーであるヴィッキー・シゲクニ・ウォンが1980年なかばに来日した際に、偶然、渋谷でハチ公を見かけたのがきっかけ。ハリウッドリメイク作品だが、ご主人(リチャード・ギア)を待ち続ける忠犬は、しっかりとオリジナル版を踏襲し“ハチ”と名づけられた秋田犬が登場する。主演を務めるギアも、秋田犬との共演に「彼らはわたしたちより優秀な役者ですよ。本当に驚異的でした」と語っているそうだ。
映画『HACHI 約束の犬』は8月8日より全国公開