ブッシュ解禁?元アメリカ大統領ジョージ・ブッシュ、退任後の初仕事!
第43代アメリカ合衆国大統領で、映画『ブッシュ』の主人公であるジョージ・W・ブッシュ(本物)が、メジャーリーグのテキサス・レンジャーズ対クリーブランド・インディアンスの開幕戦の始球式に登場し、大統領退任後初めて公の場に姿を現した。
無類の野球好きとして知られているブッシュは、1989年から1994年まで故郷テキサスのチームであるレンジャーズの共同オーナーの一人であったこともある。今回の抜てきも、元共同オーナーであったことと、ブッシュ自身がテキサス出身の英雄であることから白羽の矢が立った。『ブッシュ』の劇中でも、野球が好きなあまり、父親であり同じく元アメリカ大統領のジョージ・H・W・ブッシュから仕事に関してダメ出しをされた際、「おれは野球関連の仕事をしたいんだ!」と豪語したというエピソードが紹介されているほどだ。
在任中はイラク戦争や金融危機、さらには靴を投げられるなどストレスがいっぱいだったはずだが、今はどうやらリラックスした環境にいるようだ。日本でも本作が緊急公開されることになり、その露出に合わせるかのように公の場に登場したブッシュ。“ブッシュ解禁”を受け、日本に映画のプロモーションのために来日する可能性もあるかもしれない。
『ブッシュ』は、巨匠オリヴァー・ストーン監督がブッシュの半生を描いた伝記映画。父親との確執やブッシュの問題児ぶりを赤裸々に描いており、さらにこの作品は彼が大統領就任中に製作されたということでも話題を呼んでいる問題作だ。ブッシュにふんした主演のジョシュ・ブローリンの激似ぶりなど、ブラックユーモアたっぷりのアメリカンジョークが満載だ。
映画『ブッシュ』は5月16日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開