『ハリー・ポッター』に流出は絶対ない!シリーズ通してのプロデューサーを直撃!
映画『ハリー・ポッター』シリーズを、1作目からプロデュースしてきたデヴィッド・ハイマンが、マイケル・ケインの新作映画『イズ・エニバディ・ゼア?』(原題)と今夏公開される『ハリー・ポッターと謎のプリンス』について語ってくれた。
つい先日、20世紀フォックスの映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の本編がインターネットに流出してしまった事件があった。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は大丈夫だろうか? 「20世紀フォックスのケースは、明らかに内部の者の仕業だね。僕らはこれからもずっと厳戒態勢は続けていくつもりだよ。これまで6作品もの『ハリー・ポッター』シリーズを問題なく公開させているからね。これからもこの状態は変わらないと思う」と語ってくれた。
『ハリー・ポッター』シリーズを成功させたことによって、映画のプロデュースもやりやすくなったのだろうか? 「どんな映画でも製作は大変さ。『ハリー・ポッター』シリーズは、多くの助力があって製作しやすくなったが、人々を惹(ひ)き付ける脚本を選択するのはいつだって難しいものなんだ。現在は残り3作の脚本をスティーヴ・クローヴスが書いている最中で、かなり面白いものに仕上がっていると思うよ!」と誇らしげに語ってくれた。
1980年代を舞台に、少年(ビル・ミルナー)と引退したマジシャン(マイケル)の交流を描いた『イズ・エニバディ・ゼア?』(原題)について尋ねてみた。「ビルは映画『サン・オブ・ランボー』(原題)で素晴らしい演技を披露しており、俳優養成所などで訓練されていないところが気に入っているんだ。スマートに演じてくれて、マイケルとの不思議な関係を真実味のあるものにしてくれたよ。そしてこの映画で伝えたいのは、自分に与えられたものを大切にして、周りなんか気にせずに今を生きろ! ということなんだ」と話してくれた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)