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同性婚はどうぞわが村で!村おこしの秘策!ガンダルフ姿で式を挙げてくれる村長が登場!

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「同性婚はどうぞ当村で!」フランシスコ・マロト・ガルシア村長(左)とアンドレス・ルビオ監督(右)
「同性婚はどうぞ当村で!」フランシスコ・マロト・ガルシア村長(左)とアンドレス・ルビオ監督(右) - Photo:Yukari Yamaguchi

 第23回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭で映画『カンピーロ イエス、アイドゥ』の上映にカンピーロ村長が登場した。本作は、同性婚に積極的なスペインの小さな村カンピーロを撮ったドキュメンタリー。

 2005年に同性婚が法的に認められたスペインだが、挙式を拒む市町村も多いという。そこにチャンスを見たのがカンピーロのフランシスコ・マロト・ガルシア村長。自らも同性婚をしている村長は、積極的に同性婚カップルを受け入れることで、過疎化の進むカンピーロの村おこしをしようと考えた。何種類か用意された様式の中には、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のテーマ曲にのって、村長自らがガンダルフの扮装で取り仕切ってくれる挙式もある。ちなみに、映画でガンダルフを演じているイアン・マッケランは、本映画祭の後援もしていて、イギリスで最も尊敬を集める同性愛者の一人だ。

 スペインの田舎の風景の中で執り行われ、あたたかみもあるカンピーロ挙式は同性ではないカップルの間でも評判を呼び、レストランや宿の予約もそれに連れて増えているというから、村長のもくろみは成功と言えそうだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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