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カンヌ国際映画祭コンペ作品発表!菊地凛子主演作も!『バベル』以来のカンヌ

第62回カンヌ国際映画祭

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すっかり国際派女優になった菊地凛子
すっかり国際派女優になった菊地凛子

 南フランス・カンヌで、5月13日から24日まで開催される第62回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品作と審査員が23日、フランスで発表された。

 20本のコンペ作には、クエンティン・タランティーノ監督、ペドロ・アルモドバル監督、アン・リー監督、ラース・フォン・トリアー監督ら、そうそうたる顔ぶれがズラリ並んでいる。残念ながら、日本からの出品作はなかったが、日本で撮影を行った2作がコンペ入りを果たした。

 まずは、スペイン人監督イザベル・コイシェ監督が、菊地凛子を主演に迎えた映画『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー』(原題)だ。同作品は、築地の魚河岸職人が殺し屋だったというスリラー。菊地は、2007年の映画『バベル』に続き、2度目のカンヌとなる。

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 もう一作は、フランスのギャスパー・ノエ監督の映画『エンター・ザ・ヴォイド』(原題)。同作品には、映画監督であり、三池崇史監督の助監督としても知られる丹野雅仁らが出演している。

 また審査委員長はすでにフランスの女優イザベル・ユペールが務めることが発表されているが、そのほかの審査員は、イタリア女優アーシア・アルジェント、台湾女優スー・チー、アメリカの女優ロビン・ライト・ペン、トルコのヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、韓国のイ・チャンドン監督、アメリカのジェームズ・グレイ監督、イギリスの脚本家ハニフ・クレイシ。8人中4人が女優ということで、この組み合わせがどう審査に影響するのか注目されそうだ。

 オープニングとクロージング作品とコンペ作は以下のとおり。

【オープニング作品】

ピート・ドクター監督『カールじいさんの空飛ぶ家

【コンペティション部門】

ペドロ・アルモドバル監督『ブロークン・エンブレイシス』(原題)

アンドレア・アーノルド監督『フィッシュ・タンク』(原題)

ジャック・オディアール監督『UN PROPHETE(予言者)』(原題)

マルコ・ベロッキオ監督『ヴィンチェレ(勝利)』(原題)

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ジェーン・カンピオン監督『ブライト・スター』(原題)

イザベル・コイシェ監督『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー』(原題)

ザヴィエル・ジャノリ監督『A L'ORIGINE(起源)』(原題)

ミヒャエル・ハネケ監督『ザ・ホワイト・リボン』(原題)

アン・リー監督『トーキング・ウッドストック』(原題)

ロウ・イエ監督『スプリング・フィーバー』(原題)

ブリラント・メンドーザ監督『KINATAY』(原題)

ギャスパー・ノエ監督『エンター・ザ・ヴォイド』(原題)

パク・チャヌク監督『サースト』(原題)

アラン・レネ監督『LES HERBES FOLLES』(原題)

エリア・スレイマン監督『ザ・タイム・ザット・リメインズ』(原題)

クエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』

ジョニー・トー監督『ヴェンジャンス』(原題)

ツァイ・ミン・リャン監督『フェイス』(原題)

ラース・フォン・テリアー監督『アンチクリスト』(原題)

【クロージング作品】

ヤン・クーネン監督『ココ・シャネル&イーゴリ・ストラヴィンスキー』(原題)

(取材・文:中山治美)

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