マイケル・ケイン、渾身の新作…でも娘には観せない!
イギリスの名優マイケル・ケインが、新作映画『イズ・エニバディ・ゼア?』(原題)を娘に観せるのを禁止した。
この映画の中で引退したマジシャンを演じているケインは、人生の終盤アルツハイマー病にかかり老人ホームで死へ近づいていく姿を熱演している。ガーディアン紙の電子版によると、この映画を目にした妻のシャキーラさんは、ケインの演技に驚がく。ケインはその様子を「妻はまったく気に入らなかった。ほかの映画でも死ぬシーンを見たことがあるじゃないかと言ったら、殺されるシーンはあったけれど、老いて死んでいくのは見たことがないってね」と語った。ケインの娘のナターシャさんは現在妊娠中だが、シャキーラさんは娘がこの映画を観ることを禁じ、ケインもそれに同意したそう。ケイン自身は、「この映画の中で見せる演技は、僕ができるベストのものだ。だから妻の心にも大きく響いたんだろう」と自分の老衰の演技に満足しているよう。