玉木宏、7キロ減量して挑んだ初の悪役!山田孝之はせん望のまなざし
漫画の神様、故・手塚治虫氏原作の実写版映画『MW-ムウ-』の完成披露試写会が28日、東京・新宿ミラノ座で行われ、玉木宏、山田孝之、石橋凌、山下リオ、山本裕典が登壇した。
手塚氏の生誕80周年記念作品。現代社会の病理を描くという衝撃的なテーマと地球規模の壮大なスケールゆえに、映像化が不可能といわれていた禁断の問題作の実写化で、タイ警察協力の下、タイでの大掛かりなロケも敢行された。
エリート銀行員の仮面をかぶった殺人鬼・結城役で悪役に初挑戦した玉木は「俳優としてずっとやりたかった役どころです。原作を読んで、繊細でシャープでスマートなイメージとしてとらえました」と満足げ。タイの街中でのカー・スタントや役作りのため、食事制限をして約7キロ減量したことも告白。
一方、山田は玉木に対し「楽しそうだな。いいな~」と羨望のまなざしを向け、自身が演じた神父、賀来役に「神父でありながら心に深い闇を抱えている役で大変だった。フラストレーションがすごくたまった」とボヤき節。結城を追う刑事役の石橋は「ずいぶん走らされました。死ぬかと思った……」と過酷な暑さの中での撮影を振り返った。
本作は、ある島の島民全員が一夜で謎の死を遂げた事件と、そのなかで生き延びた2人の少年のその後を描くサスペンス大作。
映画『MW-ムウ-』は7月4日より全国公開