出演映画が連続公開!大注目のイケメン演技派・岡田将生に直撃!!
映画『天然コケッコー』に出演して以来、その端正なビジュアルと確かな演技力で数々の大ヒット作品に出演し、今年は主役級の映画が立て続けに4本も公開される岡田将生に、新作映画『重力ピエロ』について話を聞いた。
自身をピカソの生まれ変わりと信じ、才能がありながらもその奥に深い闇を抱えた春という難役を見事に演じ切った岡田。今までの出演作とはひと味違うキャラクターだったが、いつもと同じように真摯(しんし)に取り組んだそうだ。「役作りも特にしませんでした。春は答えのない人物だったので、現場でも(森淳一)監督や、(兄の泉水役の)加瀬亮さんと毎日話し合いながら作っていったような感じです」と淡々と語る岡田だが、その見事な演じぶりはキャラクターにリアリティーを与えている。自ら「監督に提案しました」という左利きでの演技をはじめ、どのシーンも必見だという。「全部見どころです。僕は一切手を抜いてない(笑)!」と笑う姿は、劇中とは違うさわやかな魅力があり、その人気の理由がうかがえた。
映画やドラマから引っ張りだこ状態の岡田だが、さまざまな役に挑戦する中でプライベートはどのような状態なのだろうか。「普通に遊んでいますよ。撮影が終われば遊ぶことしか考えていないので、役を引きずることもないです」と語る姿は、地にしっかりと足がついているという印象を受けた。そんな自身を「つまらなかったら『つまらない』って言っちゃうし、ほんと気分屋なんで……友だちには『お前、山みたいだな』って言われます。天候がすぐ変わるから(笑)」と自身を分析した。また、俳優という道を進むにあたり「目標とする人はいません」と言い切り、それは気分屋ではなく、常に自分をしっかり持っているからこその自信に満ちているように感じられた。そんな彼が全力で演じ切った作品である『重力ピエロ』は、謎解きミステリーだけでなく人間ドラマまで非常に見応えのある作品に仕上がっている。
映画『重力ピエロ』は5月23日よりシネカノン有楽町、ヒューマントラスト渋谷ほかにて全国公開(宮城県のみ4月25日より先行公開)