ズバリ今あなたは「ジリ貧」ですか？女性のホンネを大公開！
職を失い、失恋までしてしまう……そんなふうに、人生がジリジリと悪い方に向かっていくジリ貧に陥った主人公が、悪運をものともせず前進する映画『インスタント沼』の女性限定モニター試写会で、集まった女性たちを対象にアンケートを実施した。
「ズバリあなたは今ジリ貧ですか？」という質問には、「はい」と「いいえ」が半々という結果に。それぞれの持つジリ貧のイメージを具体的に聞いてみると、仕事も恋もうまくいかず、金銭的にも余裕がないとき、など複合的な理由の回答が大半だったが、中には「お金がなく、モヤシしか食べられないとき（40代）」のように、金銭的な問題で食費を削らなければならないとき、といった差し迫った生活感を感じさせる回答がちらほらと見受けられた。
また、今ジリ貧か？ という質問に対しての「はい」という回答の理由の中には、「就職活動が終わらない（20代）」「無職、独身（30代）」「会社が潰れ、収入がなくなった（30代）」など、ここ最近の不況がダイレクトに反映された回答が目立ち、事態の深刻さをうかがわせる。ほかに、「ジリ貧に陥ったと思ったら、まず何をしますか？」という問いに対しては「おいしいものを食べる」と答えた回答者が圧倒的に多いなど、女性限定試写会ならではのほほ笑ましい結果も見られた。
麻生久美子が演じる主人公ハナメは、頑固で意地っ張りだがとびきり前向きな性格。そして、ちょっと風変わりな方法でジリ貧状況を打開していく。そんな主人公の行動や性格については、共感できる、できないで意見がわかれたものの、何があってもアクティブでへこたれないところは見ていて元気が出るといった回答は、共通して多く見られた。そんなアンケート用紙の感想欄は、主演の麻生へのラブコールであふれており、どうやら一風変わったひとクセある役柄に好感度と説得力を持たせたのは、テレビドラマ「時効警察」への出演などで注目を浴びている麻生の力も大きかったようだ。
世相が反映されたシブい回答も多かったが、ほとんどの回答者が心の奥にそれぞれのジリ貧打開策を持って日々を過ごしており、厳しい現実を明るく生き抜こうとしているという女のたくましさが垣間見えた今回の結果は、映画のテーマに負けず劣らず心強いものといえるだろう。
映画『インスタント沼』は5月23日よりテアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほかにて全国公開