ウディ・アレン監督、アパレル会社との和解が成立
勝手に映画の中のイメージを広告に利用したとして、ウディ・アレン監督がアメリカのアパレル会社に対して起こしていた訴訟で、ウディ監督が500万ドル(約4億7,000万円)の賠償金を受け取ることで決着がついた。
ガーディアン紙の電子版によると、広告は映画『アニー・ホール』から、ウディ監督がユダヤ教のラビの衣装を着ているイメージを使用したもの。ウディ監督は「許可していない」として1,000万ドル(約9億4,000万円)以上の損害賠償を求めていたが、アパレル会社側は、このイメージを使った広告看板はロサンゼルスとニューヨークでのみ掲げられ、しかもわずか1週間ほどで取り外されているため1,000万ドル(約9億4,000万円)もの広告価値はないと反論していた。裁判が始まった18日、ウディ監督はニューヨークの法廷でアパレル会社側と和解し、求めていた賠償額の半分である500万ドル(約4億7,000万円)を受け取ることで決着がついた。