浅野忠信、アイデアをことごとく監督に却下された!悲しいエピソードを披露
フードディレクターの野村友里さんが人と食のかかわりを描いたドキュメンタリー映画『eatrip』が6日、初日を迎え、東京・恵比寿ガーデンシネマで野村監督と出演した浅野忠信、シンガーソングライターのUAが舞台あいさつを行った。
浅野らとは「良き友人同士」という野村監督は、映画の世界では大先輩の浅野に制作面でいろいろと相談をしたことを告白。浅野は、「食を映像で表現したみたいって、話を聞いていたらすごく面白くって、じゃあ……ということで、人と人が食卓を囲むようなところを僕が短編で4、5本書いて、その日のうちにメールしたんですけど……全然違うって。あんなにすごい熱く語り合ったのに」と悲しげに苦笑い。さらに「曲も送ったけど、全然使ってもらえなかった」と恨み節も。野村監督は「すごくステキな曲でしたね」とすかさずフォローし、「浅野さんは映画の世界の人だし、明確な答えがあるだろうと思って相談させてもらいました。最後まで心配してもらいました」と感謝の言葉をかけていた。
一方、UAは、昨年8月に出産した第2子の長女を抱いて登壇。時折かわいらしい声を上げる愛娘をあやしながら、「この娘っ子が腹にいるころが描かれております。気持ちいい映画だと思いますので、リラックスして楽しんでください」とほほ笑ましい姿を見せた。
本作は、人が生きていく上で欠かせない食をテーマに、人と食の関係性を見つめ直すフード・ドキュメンタリー。俳優の浅野や、歌手のUA、茶道家や一般の主婦などさまざまな職業の人々へのインタビューを通じて、人と食をめぐる文化を浮き彫りにする。
映画『eatrip』は全国公開中