青山テルマ、ハリウッド版ハチ公物語で初洋画主題歌
R&Bシンガー、青山テルマが、リチャード・ギア主演の映画『HACHI 約束の犬』の日本語版主題歌を担当することが決定し8日、配給元の松竹より発表された。
同主題歌は、約5か月ぶりとなる7枚目のシングル「忘れないよ」(8月5日発売)。昨年、「青山テルマ feat. SoulJa」としてリリースしたセカンドシングル「そばにいるね」を大ヒットさせ大ブレイクした勢いを象徴するかのように、映画への楽曲提供は早くも2度目ながら、洋画では初めて。
ハリウッド版ハチ公物語の本作では、繊細(せんさい)な作風に定評のあるラッセ・ハルストレム監督による忠犬のドラマのバックで、全編に渡りピアノによる曲が流れている。同社では、「最後に流れる主題歌が浮くことなく、切なさ、温もり、暖かさを感じさせ、作品イメージを壊すこともなく、映画を盛り上げてくれるという点で、青山テルマさんの声と、曲調がぴったり」として熱烈オファー。実は愛犬家でチワワを飼っているテルマは本作を観てテーマに魅了され、快諾した。
「忘れないよ。忘れないよ」「待ってるよ。待ってるよ」と涙腺を刺激するストレートな歌詞がつづられたバラードソング。同社によると、アメリカの製作元の映画会社へ許諾を求める際も、同曲とテルマの過去作品サンプルを送ったところ、担当者から「Beautiful,OK!」のひと言が帰ってきたという。
「ハチがご主人様を待っている気持ちになって、大切な人を思って歌わせて頂きました。寂しい曲なんですけど、『忘れないよ』という意味はすごく心が暖まる言葉で、自分にとって忘れられない人を思い浮かべて聞いていただければと思っています」とテルマ。飼い始めて6か月半になるというチワワと本作を一緒に観たことを明かし「全然ジッとはしていなかったんですが、ずっと守ってあげようという気持ちが強まりました」と作品世界にハマッた。またリチャードのファンでもあり、初コラボに「うれしい」と興奮気味だ。
ちなみに、同主題歌が流れる予告編が13日から全国の劇場で上映予定。ハリウッドの映画人もうならせたテルマの号泣ソングが話題を呼びそうだ。
映画『HACHI 約束の犬』は8月8日より全国公開