映画『ディア・ドクター』で怪現象?鶴瓶らキャスト陣が救急車で搬送
映画『ディア・ドクター』(西川美和監督)の完成披露試写会が15日、東京医科大学病院で行われ、主演の落語家、笑福亭鶴瓶らが本作の撮影前後に急病に見舞われ救急車で病院に搬送されていたことを明かした。
本作は、へき村の診療所に勤める医師(鶴瓶)、研修医(瑛太)らの姿を通じ、医療問題を描く人間ドラマ。同病院の全面協力を得た縁で、この日の試写会が開催されることになった。
口火を切ったのは共演の余貴美子で、「この病院の近所に住んでいますが、実は5月12日に急性胃腸炎を起こし救急車でこちらに運ばれて、助けていただきました」と告白。
「ヘーっ、ほんま?」と驚いてみせた鶴瓶だが「僕も1回運ばれてね。この映画のスタッフの中に微妙な年齢の女の人がいて、その人に年を聞くと倒れると言われていて、年を聞いたら急にちょっと痛くなり、朝の4時に運ばれた」とコメント。取材陣から「病名は?」などと聞かれると「急性年聞いた病とか何とか」とネタと思わせる微妙な回答で、余らの笑いを誘った。瑛太も5月に体調不良で仕事を休んでおり、鶴瓶は「この映画にかかわった人間がみんな倒れている」と総括した。
一方、本作は8月27日から9月7日までカナダで開催される第33回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に正式出品されることが決定している。本作で映画初主演を飾った鶴瓶は、この日、いつになくおしゃれな装いでビシッとキメており「レッドカーペットな、こういう感じで行こうかな」とやる気満々。「たけしさん(北野武監督)が(第60回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで)チョンマゲ頭をしていたけど、僕はマネできないし」と大まじめで参加する構えをみせていた。
映画『ディア・ドクター』は6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほかにて全国公開