ニコラス・ケイジ主演のショッキングな全米ナンバーワンディザスター映画の内容とは?
ニコラス・ケイジ主演の映画『ノウイング』は、地球滅亡という衝撃的内容と惨劇の数々をリアリティーあふれるビジュアルで描き、ショッキングなディザスター映画と話題を呼んでいる。
50年前に埋められたタイムカプセルから発見された一枚のメモの謎を解き明かした主人公のジョン(ニコラス)が、そこに書かれた今後起こるであろう惨劇や地球滅亡を防ぐべく奔走する姿を描いた本作。アメリカで、ナンバーワンヒットを記録した本作の一番の見せ場は、そのショッキングなディザスター映像の数々だ。
劇中で描かれるのは、渋滞した道路の車列を巻き込みながら墜落する巨大旅客機や、脱線しホームの人々をなぎ倒しながら暴走する地下鉄車両など、日常生活でも起こりうる惨事の数々。犠牲者の死は思わず目を覆いたくなるほど真に迫っており、そのどれもが本物さながらの迫力に満ちている。これらド迫力のディザスター映像を手掛けたのは、映画『ハリー・ポッター』シリーズや、映画『300 <スリーハンドレッド>』などで名を上げたアニマル・ロジック・スタジオ。最新技術を駆使し、100人を超えるスタッフが総力を挙げて作り出したディザスター映像は、早くも来年のアカデミー賞視覚効果賞最有力ともいわれている。
監督は、ウィル・スミス主演で日本でもヒットした映画『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス。映画『ダークシティ』ですでにカルトファンを獲得しているSF映画の申し子で、「どの時代に生きていたとしても、すべてのジャンルの絵画を描くことのできる画家」とニコラスに言わしめ、革新的な映像センスと巧みなストーリーテリングは本作でもいかんなく発揮されている。メモに込められた予言の謎解きミステリー、さらにジョンの一人息子に付きまとう謎の人物の超常サスペンスなど、幾層にも織り込まれた展開を122分間じっくりと見せてくれる。
環境破壊や核問題、世界各地で起こるテロ紛争など地球消滅が決して絵空事とはいえなくなってしまった昨今。ディザスター映像満載の『ノウイング』を観て、今一度地球の未来を考えてみてはどうだろうか?
映画『ノウイング』は7月10日より全国公開