貧乏話フルスロットル!上原美優、寝るときはテトリスのように組み合わさって…
1日、ドキュメンタリー映画『ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版』の完成披露試写会が秋葉原アキバシアターで開かれ、ベロニカ・アディソン監督と本作の応援隊長に就任したタレント、上原美優が登壇した。
映画『ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版』
自らも12人家族で、10人兄弟の末っ子として生まれたという上原。「映画で家族が野菜を自家栽培しているのを見て、うちのことを思い出しました」と懐かしそうに話す。「わたしはトマト担当で、お兄ちゃんたちは大根や人参を作っていました。それを食べながら、食べ物の大切さや、分け合うことの大切さを学んだんです」と大家族ならではのエピソードを披露。映画に登場する家族は、食卓に料理がたくさん並んでいたが、上原家では主食はデンプン粉、おかずは漬物という質素な食事だったことも明かした。
また、「うちは家が狭かったので、眠る場所を確保するのも一苦労」と語り、「テトリスのように兄弟が組み合わさって寝ていたんです。間違って誰かの足を踏んだら、けりが飛んできます」と夜の恐怖体験をコメント。さらに「わたしも何か得意技を覚えなくちゃと思い、テトラポットを相手に頭突きの特訓をしてたんですよ」と笑いながら話した。
兄弟の多い上原家では15歳で自立するという決まりがあるそうで、「一人暮らしをしてみて初めて、自分がどんなにさびしがりやかがわかり、にぎやかな大家族のありがたさを実感しましたね」と話す上原。会場の観客もベロニカ監督も、彼女の説得力ある話に聞き入っていた。
本作はフジテレビで深夜に放送され人気だった「放送禁止」のスタッフが手掛けた劇場版第2弾。世界各国の家族問題を数多く手掛けているカナダ人の映像作家、ベロニカ監督が、家庭内暴力、ひきこもり、家出など日本の社会現象になっている問題を抱える、埼玉県のある一家に密着する。
映画『大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版』は7月11日より、池袋シネマ・ロサほかにて全国公開